
何気ない画像だが、昼間の川西能勢口駅2号線ホームに停車する梅田ゆき急行である。
このホームに梅田行きが停車するのはごくまれで、日中は画像左にある3号線に停車し、その向こうにある能勢電鉄4号線ホームの連絡の利便性を図っている。
しかしこの18日は、トラブルを起こしイレギュラー的に梅田行きは日中も2号線を使用していたのである。
この日、午前7時半過ぎに梅田寄りにある引き込み線で停車していた回送電車の運転士が赤信号を無視して列車を発進させようとしていたところ、ATSが作動し電車が緊急停止した。しかし当該運転士はATSを手動解除し、再発車させて切り替わっていないポイントを壊して本線に進入したところで誤作動に気づき急停車させたというもの。
サイトの記事などによると、この1時間前に能勢電鉄の日生中央駅で信号が赤のまま変わらないトラブルも発生しており、この日は日生中央発阪急梅田ゆきの「特急日生エクスプレス」の運休を決めたという。
引き込み線に停車していた電車は特急として川西能勢口駅で待機していたが、能勢電鉄でのトラブルにより平井車庫まで回送として戻ることになっていたところをこのような事故になった。ちなみに進行方向-つまり3号線には梅田行きのホームがあり、もしここに電車が停車していたら衝突していたおそれがあった。
阪急電鉄はこのトラブルをインシデント(重大事故につながる恐れがある事態が発生し、実際には重大事故にはつながらなかった潜在的事例)として、国土交通省近畿運輸局に報告した。
このトラブルがあったため、阪急宝塚線は大幅にダイヤ乱れとなった。
一時期は梅田-池田、雲雀丘花屋敷-宝塚での折り返し運転を余儀なくされ、私の知人でも昼からの仕事には職場へギリギリ到着あるいは延着したという。
ATSの手動解除は普段できないはずで、鉄道ピクトリアル2010年8月増刊号「阪急電鉄特集」では元阪急電鉄OBの山口益生氏が、昭和59年5月5日に発生した六甲事故では山陽電鉄の運転士がATSを手動で解除し電車が発車したため通過しようとしていた特急と衝突したためATSの手動スイッチは簡単に解除できないように改良したと述べている。
今回の件は明らかにヒューマンエラーと言ってもいいだろう。
最近の阪急は弛み過ぎているのではないかとさえ思える。昨年は西宮車庫で電車が脱線したし、昨年末は運転士が私用で携帯電話を使っていたことも乗客による報告で発覚している。そして今回のトラブル。
こういうちょっとしたミスやエラーが大事故につながると言う事を阪急は肝に銘じておくべきだろう。
当ブログは「列車フラッシュ撮影自粛同盟」に賛同しております
Author:Amacco
この度、アメーバブログから引っ越してきました。ブログ歴は通算で5年になります。
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